平成23年度活動報告

1.子どもの教育に関する講演会、学習会、講座の開催

学校復帰支援シンポジウム―こどもたちの心に響く働きかけ―

期間 平成23年5月~平成24年3月
対象者 児童生徒を持つ保護者並びに教育関係者等
場所 全国17箇所
札幌、秋田、仙台、さいたま、所沢、東京、千葉、柏、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、芦屋、広島、福岡、鹿児島
回数 合計 55回
参加者 合計1,949名
内容 各回テーマを設け、専門的にご活躍されている講師による講演、学校復帰した児童生徒やその保護者、クラスの担任・養護教諭、相談機関担当者などによる体験談報告を行いました。

中学生のための高校進路説明会・相談会

日時 平成23年7月31日(日)
会場 コア・いけぶくろ4F(豊島区立豊島区民センター)
主催 (財)こども教育支援財団
参加者 中学生、保護者、教育関係者 103組161名
内容 中学生に高校進学の選択肢を広げてもらうことを目的に、様々なタイプの高校(全日制、定時制、通信制)についての説明、東宏行先生(埼玉県立大学教授)による子どもたちの心理状態に応じた対応や進路選びに関する基調講演、5名の現役高校生が自分たちの高校を選ぶまでのエピソードや、現在高校生活を送っている体験発表、そして、各種高校の資料設置を行いました。また、中学生、保護者の皆さんに、将来への希望や進路決定への足がかりの機会となるように、個別相談会を実施(希望制)致しました。

子育て支援のための講演会

期 間 4月上旬
場 所 宮城県
内容 当初は講演会を中止し、支援活動を行いました。東日本大震災被災者支援活動のため避難所へ行き、財団仙台分室・連携校のクラーク記念国際高校のボランティアの生徒及び財団職員が全員で作った「メッセージ入りのお菓子の詰め合わせ」600個をもって被災者への物資支援を行いました。また、仙台キャンパスにおいても、連携校の協力があって、財団のピアアシスタントの資格を得た高校生たちが、被災地に住む中学生に放課後学習のサポートを行いました。

第2回全国環境教育ポスターコンクール

期 間 平成23年7月~24年3月
日時 平成23年7月~ 24年3月
場 所 首都圏、西日本
後 援 環境省、教育委員会(首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、江東区、品川区、新宿区、港区、世田谷区、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、近畿:兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、大阪市、神戸市、中四国:岡山県)、(株)学研ホールディングス、東京ガス(株)
最終審査
委員長
川口 順子(参議院議員・元環境大臣・元外務大臣)
最終審査
委員
安藤 忠雄(建築家)
谷口 文章(日本環境教育学会国際交流委員長)
津田 裕子(女子美術大学教授)
三浦雄一郎((社)全国森林レクリエーション協会会長)
山根 基世(ことばの杜代表)
表彰式 平成23年12月 4日 がすてなーにガスの科学館
展示会 入賞作品は、次の日程で巡回展示を行いました。
・(株)学研ホールディングス本社 (平成23年11月28日~12月 2日)
・がすてなーにガスの科学館 (平成23年12月 3日~12月25日)
・神戸関電ビルディングギャラリー (平成24年 1月10日~ 1月20日)
・天王寺動物園展示室(平成24年 1月24日~ 1月29日)
・IPU環太平洋大学 (平成24年 2月18日~ 2月19日)
応募校数
・点数
合計 424校/3,382点
内容 子ども達が環境について考え、環境を保全するために何ができるかを考える機会となることを願い、2ブロックの地域(首都圏・西日本)の小・中・高の学校から環境をテーマにした作品を募集し、展示会、表彰式を行いました。今回は節電への取り組みを訴える作品が多数応募され、西日本ブロックからは東日本大震災によって被災した地域への応援メッセージを標語とした心温まる作品も寄せられました。

富良野自然体験ツアー (第2回全国環境教育ポスターコンクール最優秀賞副賞)

実施日 平成23年7月29日~31日(2泊3日)
場所 北の大地元気の泉キャンパス、富良野自然塾
対象者 第2回全国環境教育ポスターコンクール最優秀賞受賞者とその保護者
参加者 参加者: 8名(受賞者および保護者6名、職員2名)
内容 富良野自然塾での自然体験(環境教育プログラム)、北の大地元気の泉キャンパスでの野菜収穫体験、富良野でのチーズづくり体験等さまざまなプログラムの体験をしてもらいました。

第3回国際交流作文コンクール

期間 平成23年8月~平成24年1月
場所 愛媛県
共催 愛媛女子短期大学
後援 宇和島市教育委員会、愛媛新聞社、南海放送
審査員 大橋 節子((財)こども教育支援財団理事)他3名
表彰式 平成24年1月28日 愛媛女子短期大学けやきキャンパス
表彰式参加者数 109名
参加校 14校(14作品)
受賞者 最優秀賞 1名、部門賞 1名、佳作 1名、愛媛新聞社賞 1名
内容 愛媛県内の国際理解教育の推進を目的として、愛媛県内の小中学生から、国際交流をテーマにした作文を募集し、表彰式を行いました。
※平成23年度で終了。

まなびのアトリエ」学習会及び教員研修会

開催日 6月10日~12日(3日間)
場所 創造学園エディック(兵庫県)
主催 こども教育支援財団次世代育成センター
学習会 公開授業
①科 目:4科目「ことば」「アート」「すうがく」「サイエンス」
②対 象:小学校1年生から3年生
③生徒数:延べ60名
研修会 ①教員対象
②受講者数:延べ80名
講師 内田 伸子(お茶の水女子大学名誉教授)
松木 正子(十文字学園女子大学教授)
郡司 明子(群馬大学准教授)
神戸 佳子(お茶の水女子大学附属小学校教諭)
増田 伸江(お茶の水女子大学附属小学校教諭)
内容 「ことば」「アート」「すうがく」「サイエンス」の4領域を連携・協働させる新しいカリキュラム。授業を通じて子どもたちが、学びの喜びがわかる学び、学校が楽しくなる学び、即効性より底力を身につけさせることを目指す次世代育成メソッド。本教育に関する知識、理解を深めるため、教職員関係者等に向け公開授業を行いました。教員研修では、本プログラムの趣旨、目的等の理解及び授業内容に即した指導の目的、方法、ポイントについて実施しました。

「学習心理支援カウンセラー」研修事業及び資格認定
-教育機関に関わる学校の先生を対象とした研修-

日時 平成23年4月~平成24年3月
場所 入門課程:全国14箇所
専門課程、基礎課程:東京都新宿区、兵庫県神戸市
対象者 教員及び教育機関等に関わる職員等
資格取得者 入門課程(大学生・大学院生等)28名、基礎課程63名、専門課程4名
内容 子ども達への教育や支援にかかわる教員、大学生、大学院生等を対象に、教科指導や生徒指導の方法、また心理学やカウンセリングの知識・技法を活用した基本的対応方法に関する研修を行い、資格を付与しました。日常の教育実践において多様な子ども達へ対応できるよう教員の資質向上を図っています。

「ピアアシスタント」の研修事業及び資格認定
-児童生徒に対するコミュニケーション能力の開発-

日時 平成23年4月~平成24年3月
場 所 札幌市、仙台市、柏市、千葉市、さいたま市、新宿区、横浜市中区、青葉区)、厚木市、静岡市、豊田市、名古屋市、奈良市、芦屋市
対象者 高校生
資格取得者 基礎課程360名、専門課程73名
内容 仲間(ピア)という立場から、高校生同士が互いに支援をしたり、年齢の近い小中学生の成長を支援したりするピアアシスタントの養成研修を行い、資格を付与しました。研修では、コミュニケーションスキルや子ども達との具体的な関わり方について実習を行いながら実践的に学びました。

乳幼児ケアヘルパー(初級)資格認定

■兵庫・岡山

実施日 ①平成23年9月~平成24年2月(兵庫)
②平成23年10月~平成24年3月(岡山)
場所 ①創志学園本部
②IPU・環太平洋大学
対象者 幼稚園教諭もしくは保育士資格を有し、教育・保育・児童福祉等の分野での仕事に従事する者(職務経験1年以上)
受験者 ①37名(合格者 14名)
②34名(合格者 20名)

■愛媛

実施日 平成23年4月~平成24年3月
場 所 愛媛女子短期大学
対象者 在籍翌年度に幼稚園教諭もしくは保育士資格見込みの者
受験者 13名(合格者  7名)
内容 母親や家族も含めた相談援助技術の習得や心理療法的な保育内容の工夫、発達促進的な保育内容の実践等、現場で抱える問題に即した理論と技術を身につけていることを認定しました。
※愛媛においては平成23年度で終了。

幼児英語インストラクター資格認定

実施日 平成23年4月~平成24年3月
場 所 愛媛女子短期大学
対象者 在籍翌年度に幼稚園教諭もしくは保育士資格見込みの者
受験者 6名(合格者 6名)
内容 幼児の英語指導の知識と技能を身につけていることを認定しました。
※平成23年度で終了。

キッズスポーツリーダー資格認定

実施日 平成23年4月~平成24年3月
場 所 愛媛女子短期大学及び元気の泉保育園
対象者 保育学科1・2年次(幼児体育専攻者)
受験者 31名(合格者 29名)
内容 幼児体育に関する基本的な知識と理論、実践的な指導方法を指導者、指導補助者として身につけていることを認定。
※平成23年度で終了

子育て支援プロジェクトリーダー資格認定

※平成23年度は実施されず、平成24年度より一般外部向けに有料研修会を行う予定

◇ 子どもの教育に関する技能教育施設による事業運営
-中学校卒業者に対して自己確立のための高等学校課程にかかる教育事業-

対象者 中学校卒業者976名
場 所 全国8箇所(さいたま、所沢、千葉、静岡、岐阜、姫路、豊岡、広島)
日時 月~金曜日8:30~15:30(分室によって異なる)
内容 「学習面」「精神面」「体力面」「コミュニケーション力」の向上をベースに、将来の進路を決定していくため、下記のコースを置いています。
①オンリーワンコース…中学こう卒業生または高校中退者に学校復帰をさせる
②総合進学コース………いろいろな体験から自分の進路を模索させる
③国際コース……………留学体験を通して自立性を高める
④難関大学進学コース…自分の希望する大学進学を達成させる
⑤福祉心理コース………「元気の泉(現:東京大志学園)」と連携してピアアシスタント研修や福祉実習を行う

上記のコースの会員に対して下記のサポートを共通して行いました。
・通信高校と技能連携し高校資格を与える
・オリジナルテキストを使用した基礎学力の養成
・教員全てに学習心理支援カウンセラーの資格を取得させ、心理面でのサポートを行う
※平成23年度で事業終了。

2.子どもの教育に関する調査研究


「まなびのアトリエ」有識者会議

出席者 大橋 節子(こども教育支援財団理事)
内田 伸子(お茶の水女子大学名誉教授)
松木 正子(十文字学園女子大学教授)
神戸 佳子(お茶の水女子大学附属小学校教諭)
増田 伸江(お茶の水女子大学附属小学校教諭)
開催日 7月
場所 こども教育支援財団次世代育成センター
内容 6月に行われた「まなびのアトリエ」学習会及び教員研修会を振り返り、今後の実施計画等について検討を行いました。
平成23年度を「まなびのアトリエ」教材開発の完成年度とし、平成24年度から創造学園エディックが試験的授業を実施予定です。

3.子どもの自然体験活動、社会奉仕体験活動その他の体験活動の場の提供


ビーチクリーン( 海岸掃除)

日時 平成23年5月13日(金)
場所 神奈川県片瀬海岸
内容 春先に毎年恒例、海岸清掃ボランティア活動を行いました。人が出してしまったゴミをきれいに拾い、貝殻と流木だけの砂浜に戻します。「先生!思い出は捨てられますか?!」とプリクラを拾った小学生の女の子に聞かれました。思い出も丁寧に包んで、拾いました。この活動あってこそ夏の海が輝くのです。環境についてできることは何かを考えるきっかけとなりました。

桜を見る会

日時 平成23年4月10日
場所 株式会社ドン・キホーテ本社
主催 株式会社ドン・キホーテ
参加者 元気の泉(現:東京大志学園)の児童生徒及び関係者
(児童生徒22名、保護者9名、財団教職員9名、学生ボランティア10名)
内容 元気の泉(現:東京大志学園)の活動を知ったドン・キホーテから、昨年度同様、都内有数の桜の名所目黒川沿いにある本社2Fの特設桟敷席に招待されました。桜の開花を楽しみながら、コミュニケーションスキル、集団活動に参加する楽しさを学ぶ機会となりました。

自然体験キャンプ活動
―子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動―

日時 ①平成23年8月 4日~ 5日(1泊2日)
②平成23年8月29日~31日(2泊3日)
場所 ①兵庫県神戸市立六甲自然の家
②千葉県千葉市少年自然の家
主催 (財)こども教育支援財団
参加者 ①児童生徒 9名、保護者 1名、高校生(ピアアシスタント) 10名
②児童生徒 47名、保護者 17名、高校生(ピアアシスタント) 13名
内容 関西地区(大阪・京都・芦屋3分室合同)と関東地区(東京・さいたま・柏・千葉・横浜5分室合同)の2か所で行われました。大自然の中で自分を見つめなおす機会をもつことにより、集団の中で自分のできることを再確認し、また同世代との関わり合いの楽しさ等を学びました。

4.子どもの教育に関する相談事業

子ども達の悩み等のカウンセリングを行うための個別教育相談会及びグループ相談会

対象 教職員、保護者、児童生徒
相談員 財団ディレクター、臨床心理士、財団教職員
場所 全国の財団分室14箇所ほか
相談件数 1,193件(平成23年度実績)
内容 財団ディレクター、臨床心理士、財団スタッフ等による個別またはグループによるカウンセリングを行っています。相談者の心の安定を図り、子どもへの関わり方や現在直面している問題にも取り組んでいます。また保護者からの子どもに関する相談だけでなく、児童生徒本人の悩みについても直接カウンセリングを行い、問題解決に努めています。その他、関係教職員からご相談を受けることもあり、財団ディレクター(大学教員等)の協力を得て実施しています。

5.児童・生徒の学校復帰に対する支援

子どもの居場所としての「元気の泉(現:東京大志学園)」の運営

対象 小・中・高校生
活動日時 月~金曜日
内容 「学習面」「精神面」「体力面」「コミュニケーション力」の向上をベースに、「学校復帰」を最終目標として活動しています。

「元気の泉(現:東京大志学園)」キャンパスでは、週1~ 5日まで自分に合ったペースで無理なく通室できます。時間割に沿って活動し、学習の時間は一人ひとりに合った教材で、スタッフや大学生ボランティアが丁寧に楽しく教える個別学習と、集団授業の両方を設け、学習に対する構えを作っていきます。集団活動(ワーク)の時間には、行事の準備(文化祭・卒業式等)や、運動、調理実習、工作等、生徒主体で楽しめるさまざまな活動を取り入れ、仲間と協力しながら何かを達成することを経験してもらえるよう工夫しています。

フリーの時間は、おしゃべりをしたり、トランプ等のゲームをしたり、それぞれの子ども達が自分のペースで過ごすことによって子ども達の自主性を育てていきます。このような日常の中で、スタッフ・同世代の子どもとの信頼関係づくりを通し、自分自身を見つめ、自ら一歩踏み出す力を育てていきます。学校復帰意欲には個人差はありますが、その子の持つ本来の力を引き出し、段階を踏んで学校について一緒に考えていくことで登校への気持ちが育っていきます。また「元気の泉(現:東京大志学園)」に通うことが難しい児童・生徒へはメンタルサポーターを派遣し、一対一の関係から自信をつけ、次のステップに踏み出せるよう支援しています。そして、学校復帰を果した後も子ども達のケアを行ったり、復帰を果した子ども達が後輩の学習等の援助活動に参加したりすることで社会性を育てていきます。

こうした活動を通じて、23年度においては258名の児童・生徒が学校復帰を果たしました。

■元気の泉(現:東京大志学園) 1日のスケジュール(さいたま分室の例))

 
朝のSHR
8:45~9:15
HR
天羽先生
SHR
北原先生
SHR
天羽先生
SHR
北原先生
SHR
天羽先生
1限
9:15~9:45
朝ワーク
北原先生
朝ワーク
北原先生
朝ワーク
大学生スタッフ
(土屋先生)
朝ワーク
大学生スタッフ
(小曽木先生)
朝ワーク
天羽先生
脳トレ
9:45~10:00
百マス計算
(足し算)
北原先生
百マス計算
(掛け算)
北原先生
辞書引き英単語
北原先生
百マス計算
(中級・上級)
小曽木先生
百マス計算
天羽先生
2限
10:10~10:55
個別学習
(選択)
天羽先生
個別学習
(数学)
小曽木先生
個別学習
(国語)
別本先生
個別学習
(英語)
土屋先生
個別学習
(数学)
小曽木先生
3限
11:05~11:50
美術工芸講座
小曽木先生
理科講座
島崎先生
個別学習
(英語)
北原先生
家庭科ゼミ
梁川先生
個別学習
(理科)
天羽先生
4限
12:00~12:45
個別学習
(社会)
茂木先生
英会話講座
Andy先生・北原先生
検定講座
北原先生
昼休み
12:45~13:30
昼休み
5限
13:30~14:15
社会講座
茂木先生
大学生講座
大学生スタッフ・北原先生
個別学習
(数学)
小曽木先生
国語講座
別本先生
体育講座
草刈先生・北原先生
6限
14:25~15:10
[A]ピア講座
ーピアさんと遊ぼうー
ピアアシスタント・北原先生

[B]ワーク
北原先生
ロジカルゲーム
天羽先生
総合学習
天羽先生
個別検定学習
天羽先生
掃除
15:10~15:20
掃除・片付け
帰りのSHR
(記録の記入)
SHR
北原先生
SHR
天羽先生
SHR
北原先生
SHR
天羽先生
掃除・片付け
7限
15:30~16:00
放課後補修
北原先生
  放課後補修
天羽先生
  SHR
北原先生

年間行事例

ボランティア活動

デイサービスセンターや保育園へボランティア活動に出かけました。手遊び歌や、紙芝居、楽器演奏、合唱などを披露し、一緒になって楽しみました。すごく緊張しましたし、準備は本当に大変でしたが、「来てくれて、ありがとう。」と言ってくださり、すごくあたたかい気持ちになれました。

泉フェス

関西3分室合同で、大きな体育館を貸し切って運動会を実施しました。綱引き・玉入れ・スープーン競争・大縄・○×クイズなど・・・
運動が苦手でも大丈夫。保護者や在籍校の先生方も参加し、全員が一体となって盛りあがった行事でした。

クリスマス会

初めて会う他分室の生徒に最初は緊張していた生徒たちでしたが、自己紹介ゲームやクイズ大会、ミニケーキ作りをしているうちに自然と仲良くなることができました。
その後は、保護者の方も招いての出し物の発表。手品をしたり、オリジナルの劇を発表したり、ハンドベルの演奏をしたり、分室ごとに工夫を凝らした発表となりました。ビンゴ大会も開催され、みんなでとても楽しい時間を過ごしました。

 

初詣ツアー

毎年年初めは関西3分室合同で、京都へ初詣に出かけます。お参りの後は、お正月らしく、餅つき体験をしました。杵は結構重たいけれど、みんなでついたお餅の味は最高でした。

 

卒業式

進級と進学をお祝いする元気の泉の卒業式が行われました。一人一人に元気の泉の証書と手作りの卒業アルバムが渡されました。元気の泉を巣立っていく生徒たち、これからのみんなの挑戦を応援しています。

 

「家庭」「学校」へのサポート

東京大志学園 通室生徒の保護者への定期的な個別面談

元気の泉(現:東京大志学園)での活動の様子、またご家庭での様子をやりとりし、本人の成長を一緒に支援します。

生徒在籍校関係職員との定期的な情報交換会議

活動の日数や内容、成長面や学校復帰に対する意欲の様子等を活動報告書としてまとめ、在籍校に報告するほか、財団教職員と在籍校教職員が一堂に会し、さまざまな角度から情報・意見交換をし、連携を深める活動をしています。

活動報告書、活動通信の作成と送付

活動の日数や内容、様子、成長面等を活動報告書にまとめ、月に一度、学校とご家庭へ報告しています。

子どもの育ちを考える研究会

■生命(いのち)と心の教育-心の豊かさと指導力の養成-

委員の構成 近藤 靖宏 委員長
杉村 省吾(武庫川女子大学教授)等10名
内容 様々な教育課題を内包しつつ、人しての成長の道を歩む子どもへの支援のあり方を研究しています。

■「生命(いのち)と心の教育」研修会

実施日 ①平成23年 7月23日
②平成23年 8月 6日
場所 ①アンビシャスビルⅡ(神戸市中央区磯辺通4丁目1-6)
②アンビシャスビルⅡ(神戸市中央区磯辺通4丁目1-6)
参加者 ①34名(教員20名、SC10名、その他 4名)
②37名(教員18名、SC 4名、その他15名)
講師 ①「ストレスマネジメント教育」(東日本大震災の取り組みから)
冨永 良喜(兵庫教育大学教授)
②「心の傷といやし」
杉村 省吾(武庫川女子大学教授)
本多  修(武庫川女子大学教授)
内容 ・子どもの育ちを考える研究を推進し、ネットワーク化してきた関係者のスキルアップ的な研修と、さらなる連携が図れました。
・講義一辺倒から、演習等の時間を重点的に行ったことから、参加者の主体的な研修が可能となりました。

■子どもの育ちを考えるシンポジウム いのちと心の教育を考える-再び大震災を受けて-

実施日 平成23年11月12日
場所 兵庫県淡路市立津名中学校 体育館
講師 高木 慶子(上智大学特任教授・上智大学グリーフケア研究所所長)
鼎談・フロアとの交流:
コーディネーター 大橋 節子(学校法人創志学園学園長)
ゲスト 高木 慶子(上智大学特任教授・上智大学グリーフケア研究所所長)
ゲスト 高橋  哲(兵庫県スーパーバイザー)
内容 今年度のテーマ「命と心の教育」についての取組みの第2弾として開催した。「生と死」について語り、東日本大震災の支援活動を行っている方々を講師として招き、基調提案と鼎談の形で課題の掘り下げと、新たな指針を明示して頂きました。

子どもの居場所と親の役割を考える会(親の会)

期間 平成23年4月~平成24年3月
対象 会員保護者、及び未会員参加希望保護者
活動日時 年66回
内容 心理学や教育学の専門家、財団教職員を交えての勉強会と保護者同士の懇親会をしていただく場として、定期的に行っています。毎回さまざまなテーマを取り上げ、心理的な面を通して子どもとの関わりについて考えていく機会になっています。

子どもの居場所と親の役割を考える会(親の会)

「元気の泉(現:東京大志学園)」での活動や家庭訪問を中心に子どもの学校復帰支援をサポートしています。話し相手になるだけでなく、学習指導を目的とした家庭教師の役割も担い、子どもそれぞれの状況に応じたサポートをしています。家から一歩も出られない緊張が非常に高い子どもが心を開くきっかけ作りをしています。また時には保護者の方への相談相手等の支援活動も行い、家族全体をサポートしています。

6.子どもの教育に関する国際交流事業

保護者等への国際教育に関する交流を企画し、海外の教育事情、自然、文化、歴史等に触れ、体験することで、より広い視野に立ち、自らの子ども達の教育育成に寄与できるような支援を行いました。

テーマ ニュージーランド教育事情視察
対象者 保護者・生徒、教員

7.子どもの教育を支援するための個人や団体に対する奨励金の授与や資金援助


文部科学省 東日本大震災「子どもの学び支援ポータルサイト」にて物的支援

期間 平成23年5月~7月
内容 震災復興支援のため、文部科学省の子どもの学びを支援するためのホームページ「子どもの学び支援ポータルサイト」に物的支援(「天使のねんど」500個)の提案を行い、以下のところより支援の要請を頂きました。
支援先 震災復興支援のため、文部科学省の子どもの学びを支援するためのホームページ「子どもの学び支援ポータルサイト」に物的支援(「天使のねんど」500個)の提案を行い、以下のところより支援の要請を頂きました。

8.定期刊行物の発行

子どもの教育に関する今日的課題を積極的に取り上げた機関紙を編集発行しました。
・会報「元気の泉」平成24年 05号
・元気の泉(現:東京大志学園)パンフレット改訂版

広報活動のネット上の重要性から、ホームページで、財団の業務紹介、申込み事務、受益者へのサービス事務の拡充等、ネットを活用した広報の充実を図りました。
※メールマガジンの購読数
・平成23年4月 162名
・平成24年3月末 346名

9.その他目的を達成するために必要な事業

・新公益法人移行への申請作業を行いました。

・公益財団法人として認定後、平成25年度より公益目的事業を行うにあたり、その財源を補う方法として23年度末に土地建物(クラーク高等学院さいたま校)を購入しました。平成24年度から収益事業(不動産賃貸事業)を行う予定。

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