平成24年度活動報告
1.子どもの教育に関する講演会、学習会、講座の開催
中学生のための高校進路説明会・相談会
実施日 (回数) |
1.平成24年09月07日 2.平成24年09月21日 3.平成24年10月07日 4.平成25年02月02日 5.平成25年02月16日(計5回)京都他 |
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対象者 | 中学生2,3年生及び保護者 | |
参加人数 | 合計79組121名 | |
場所 | 1.5.東京大志学園さいたま校 2.3.4.東京大志学園本校 |
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趣旨・内容 | これまでは高校進学への情報提供の場として実施してきましたが、対象となる中学3年生の多くが高校進学を望んでいるため、「丁寧な進路指導・進路決定率の向上」へと開催主旨の方向性を変えました。 具体的には中学生および保護者の高校進学・受験に対する様々な不安を解消し、これからどのように取り組めばいいのか具体的な見通しを1対1の丁寧なサポートで実現できるような内容を構成しました。その結果、平成24年度東京大志学園の中学3年生101名の高校進学率は100%となりました。 |
学校復帰支援シンポジウム ―学校復帰への「みちしるべ」―
期 間 | 平成24年5月~平成25年3月 | |
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対象者 | 児童生徒を持つ保護者並びに教育関係者等 | |
場所 | 全国17箇所 札幌、秋田、仙台、さいたま、所沢、東京、千葉、柏、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、芦屋、広島、福岡、鹿児島 |
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回数 | 合計48回 | |
参加者 | 合計1,582名 | |
内容 | 各回テーマを設け、専門的にご活躍されている講師による講演、学校復帰した児童生徒やその保護者、クラスの担任・養護教諭、相談機関担当者などによる体験談報告を行いました。平成24年度は教育関係者が増え、475名の参加となりました。 |
第4回環境教育ポスターコンクール
期 間 | 平成24年7月~平成25年3月 |
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場 所 | 首都圏、西日本 |
後 援 | 環境省、教育委員会
(首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、 品川区、新宿区、港区、世田谷区、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、 近畿:兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、大阪市、神戸市、中四国:岡山県)、 (株)学研ホールディングス |
審査委員長 | 川口 順子(参議院議員・初代環境大臣・元外務大臣) |
審査委員 | 安藤 忠雄(建築家) 泉妻 輝夫(元横浜市立中学校校長) 谷口 文章(日本環境教育学会理事) 津田 裕子(女子美術大学教授) 三浦恵美里((株)ミウラドルフィンズ代表取締役) 山根 基世(ことばの杜代表) |
表彰式 | 平成24年12月 2日 (株)学研ホールディングス本社 |
展示会 | 首都圏、近畿、中四国巡回展示 ・(株)学研ホールディングス本社 (平成24年12月3日~ 12月7日) ・神戸関電ビルディングギャラリー (平成25年1月8日~ 1月18日) ・天王寺動物園展示室 (平成25年1月22日~ 1月27日) ・IPU環太平洋大学 (平成25年2月28日) |
応募校数 ・応募点数 |
合計 478校/4,595点 |
内容 | 子ども達が環境について考え、環境を保全するために何ができるかを考える機会となることを願い、2ブロックの地域(首都圏・西日本)の小・中・高の学校から環境をテーマにした作品を募集したところ、昨年度の応募点数を大幅に上回る数の作品が寄せられました。作品中の舞台は一層の広がりを見せ、想像力豊かな作品や、エネルギー問題に対する意識の高い作品が多くなりました。また、今年度は最優秀作品に対し環境大臣賞を授与することとなり、3作品が選出されました。 |
「学習心理支援カウンセラー」研修事業及び資格認定
―教育機関に関わる学校の先生を対象とした研修―
期間 | 平成24年4月~平成25年3月 | |
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対象者 | 教員及び教育機関等に関わる職員等 | |
場所 | 全国2箇所(東京、神戸) | |
資格取得者 | 入門課程(大学生・大学院生等)51名、基礎課程217名、専門課程24名 | |
内容 | 子ども達への教育や支援にかかわる教員、大学生、大学院生等を対象に、教科指導や生徒指導の方法、また心理学やカウンセリングの知識・ 技法を活用した基本的対応方法に関する研修を行い、資格を付与しました。日常の教育実践において多様な子ども達へ対応できるよう教員の資質向上を図っています。 |
ピアアシスタント」の研修事業及び資格認定
―児童生徒に対するコミュニケーション能力の開発―
期 間 | 平成24年4月~平成25年3月 |
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対象者 | 高校生 |
場所 | 全国14箇所 札幌市、仙台市、柏市、千葉市、さいたま市、新宿区、横浜市中区、横浜市青葉区、厚木市、静岡市、豊田市、名古屋市、奈良市、芦屋市 |
資格取得者 | 基礎課程393名、専門課程105名 |
内容 | 安仲間(ピア)という立場から、高校生同士が互いに支援をしたり、年齢の近い小中学生の成長を支援したりするピアアシスタントの養成研修を行い、資格を付与しました。研修では、コミュニケーションスキルや子ども達との具体的な関わり方について実習を行いながら実践的に学びました。) |
乳幼児ケアヘルパー(初級)研修講座
実施日 | 1.平成24年9月~平成25年2月(兵庫) 2.平成24年10月~平成25年3月(岡山) |
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場所 | 1.創志学園法人本部 2.IPU・環太平洋大学 |
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場所 | 全国2箇所(東京、神戸) | |
対象者 | 幼稚園教諭もしくは保育士資格を有し、教育・保育・児童福祉等の分野での仕事に従事する者(職務経験1年以上) | |
受講者 | 1.36名(資格認定者18名) 2. 15名(資格認定者 8名) |
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内容 | 幼稚園教諭・保育士をはじめとした乳幼児の教育臨床現場に携わる方を対象に「子どもの育ちへの理解(臨床心理学的観点からの発達理論)」「母親や家族へのサポートのありかた」「食教育の基礎知識と実践」の3領域からなる研修講座を実施し、全課程を修了し全ての審査に合格したものに資格認定をしました。 |
子育て支援プロジェクトリーダー研修講座
実施日 | 平成24年10月~平成25年3月 | |
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場所 | IPU・環太平洋大学 | |
対象者 | 地域の子育て支援拠点(保育園・幼稚園・児童館・子育てNPO等)の事業の企画・運営・指導に関わっている者 | |
受講者 | 11名(資格認定者:7名) | |
内容 | 地域の子育て支援拠点(保育園・幼稚園・児童館・子育てNPO等)の事業の企画・運営・指導に関わっている方を対象に、地域・家庭・ 子どもの理解についての「理論」と子育て支援活動の「実践」を学ぶ研修講座を実施し、全課程を修了し全ての審査に合格したものに資格認定をしました。 |
中学生の進路選択支援事業
■フォーラムの開催
「夢、達成への道」中学生の進路選択支援のあり方を考える
実施日 | 平成25年2月9日(土)13:30 ~ 16:00 | |
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場所 | 姫路商工会議所 | |
対象者 | 保護者・教育関係者等 | |
参加者 | 154名(保護者33名、教職員60名、教育委員会35名、塾関係10名、その他16名) | |
内容 | 第1部 基調講演(50分) 福井 烈(公財)日本オリンピック委員会 理事 (公財)日本テニス協会 常務理事 「中学生の夢を育む指導」-選手育成の経験・視点から - 第2部 パネルディスカッション(80分) コーディネーター 近藤 靖宏((財)こども教育支援財団評議員・元兵庫県教育次長) パネリスト 稲次 一彦(兵庫県教育委員会高校教育課主任指導主事) 村井 雅裕(姫路市連合PTA協議会常務理事) 秋本 隆夫(前姫路市中学校長会進路指導担当) 田中 伸明((株)神戸新聞社社会部教育担当デスク) 平成27年度の兵庫県公立高校の学区再編に伴い、中学生の進路選択支援の手立て、あり方を共に考えていくことを目的として実施しました。各分野の教育関係者による情報提示と意見交換により、問題点が明確になり、新たな指針へとつながりました。 |
教育施設の運営
場所 | 鹿児島県 | |
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対象者 | 高校生 全学年222名 | |
内容 | 高等学校通信制等の課程に在学する生徒の学習負担の軽減、教育機会の拡充、学習の効率化等を図るために教育施設を運営し、この施設で学ぶ生徒の教育学習の向上・社会的対応能力の修得への支援活動を行いました。 |
2.子どもの教育に関する調査研究
子どもの育ちを考える研究会委員会
実施日 | 平成24年度 5回開催 平成24年6月8日、平成24年7月6日、平成24年9月7日、平成24年12月10日、平成25年3月7日 |
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委員の構成 | 小谷 一良委員長 本多 修(武庫川女子大学教授)等 9名 |
生命(いのち)と心の教育研修会
実施日 | a.平成24年8月25日(土) b.平成25年1月19日(土) |
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場所 | こども教育支援財団 神戸事務室(アンビシャスビルⅠ会議室) | |
参加者 | a.22名(教員13名、院生9名)、指導者7名 b.15名(教員10名、院生3名、その他2名)、指導者7名 |
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講師 | a.「事例から子どもの育ちを考える―子どもや保護者への理解―」 事例提供:米澤 光治(兵庫県芦屋市立浜風小学校教頭) 指導助言:本多 修 (武庫川女子大学教授)) b.「学習の場で、不適応状況にある子どもへの支援のあり方」 勝田麻津子(環太平洋大学教授) |
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内容 | a. 事例「学校に居場所がなかったB男が、適応教室で自信を回復するまで」をもとに、検討・グループ討議を行い、各学校(保育所・小・中など)の連携を図る窓口となりました。 b. 事例検討を通して、学習支援・友達づくり・家庭との連携・発達障害の4つの要因の相互的な作用を検討しながら、支援のあり方についてグループ討議を行い、課題解明の深化につながる見通しが持てました。 |
子どもの育ちを考えるシンポジウム
実施日 | 平成24年11月10日(土)) | |
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場所 | 兵庫県川西市立川西北小学校 体育館 | |
参加者 | 約150名 | |
講師 | 石川 道子(武庫川女子大学教授) ファシリテーター: 本多 修 (武庫川女子大学教授) 勝田麻津子(環太平洋大学教授)他 「子どもの育ちを考える研究会」委員 |
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内容 | 生命(いのち)と心の教育について―発達障害のある子ども理解をいかにすすめるか―基調講演の後、ワークショップを実施。多くの議論と問題を掘り下げながらのワークショップは、聴くだけではなく、参加型のシンポジウムとなりました。 |
3.子どもの自然体験活動、社会奉仕体験活動その他の体験活動の場の提供
自然体験活動の実施―ビーチクリーン
日時 | 平成24年5月11日(金) | |
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場所 | 神奈川県片瀬江ノ島海岸 | |
内容 | 春先に毎年恒例、海岸清掃ボランティア活動を行いました。電車移動中は「海が見れる!」「海に行ける!」ということで、海への楽しみのほうが高まっているようでしたが、清掃活動になると目利きのように小さなゴミを見逃すまいと砂浜に夢中でした。驚きのゴミNo.1は、小5の男の子が見つけた「サンダル(片方)」。危ないゴミNo.1は、ガラスの破片。環境についてできることは何かを考えるきっかけとなる活動でした。 |
桜を見る会
実施日 | 平成24年4月7日 | |
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場所 | 株式会社ドン・キホーテ本社 | |
主催 | 株式会社ドン・キホーテ | |
参加者 | 東京大志学園(東京・さいたま・柏分室)の児童生徒及び関係者(児童生徒17名、保護者6名、財団教職員5名、学生ボランティア8名) | |
内容 | 東京大志学園が(株)ドン・キホーテから、昨年度同様、都内有数の桜の名所目黒川沿いにある本社1Fの特設桟敷席に招待されました。桜の開花を楽しみながら、コミュニケーションスキル、集団活動に参加する楽しさを学ぶ機会となりました。 |
自然体験キャンプ活動
―子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動―
実施日 | 1.平成24年8月 4日~ 6日(2泊3日)、 8月29日(思い出振り返り会) 2.平成24年8月26日~ 28日(2泊3日)、 9月15日(思い出振り返り会) |
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場所 | 1.兵庫県明石市立少年自然の家 2.千葉県千葉市少年自然の家 |
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対象者 | 東京大志学園及び一般の児童、生徒 | |
講師 | 1.田原 俊司(玉川大学教職大学院教授) 2.田原 俊司(玉川大学教職大学院教授) |
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参加者 | 1.児童生徒13名、保護者4名、高校生(ピアアシスタント)8名 2.児童生徒47名、保護者15名、高校生(ピアアシスタント)13名 |
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内容 | 大自然の中で、自分を見つめなおす機会をもつことにより、集団の中で自分のできることを再確認したり、また、世代との関わり合いの楽しさ等を学んだりしました。キャンプ実施後の報告会を行うことによって、生徒の自尊心の定着を図りました。また、保護者にとっては、子ども達の 笑顔の写真等をみせることによって子育てに対する自信回復を図りました。アンケートによれば、宿泊行事直後に「学校に行けそうだ」と回答した生徒は20%でしたが、「思い出振り返り会」では25%となりました。 |
4.子どもの教育に関する相談事業
子ども達の悩み等のカウンセリングを行うための個別教育相談会及びグループ相談会
期間 | 平成24年4月~平成25年3月 | |
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対象者 | 児童・生徒、保護者、教員他(延べ1,266名) | |
場所 | 全国14箇所東京大志学園、その他シンポジウム会場 | |
内容 | 財団ディレクター、臨床心理士、財団スタッフ等による個別またはグループによるカウンセリングを行っています。相談者の心の安定を図り、子どもへの関わり方や現在直面している問題にも取り組んでいます。また保護者からの子どもに関する相談だけでなく、児童生徒本人の悩みについても直接カウンセリングを行い、問題解決に努めています。その他、関係教職員からご相談を受けることもあり、財団ディレクター(大学教員等)の協力を得て実施しています。 |
5.児童・生徒の学校復帰に対する支援
学校復帰に向けた段階別支援・教育の場「東京大志学園」の運営
対象 | 小・中・高校生 | |
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活動日時 | 月~金曜日 | |
内容 | 学校に行きづらさを抱えている小中高校生及び保護者を対象にして、これまでの活動をさらに充実させ、学校に行けるようになるだけでなく、学校・社会において夢と自信をもって生活できるように育てる事を目標とし、平成24年4月1日より「元気の泉」という教室名を「東京大志学園」へ改めました。活動内容は、これまでの心のケア中心の支援体制から、学力・コミュニケーション力・目標に向かってチャレンジする力を、子どもの段階に合わせスモールステップで育てていく「段階的支援」を全国14箇所で386名に実施しました。その結果、平成24年度支援を行った会員の学校復帰数(在学学校復帰、部分登校、別室登校、進学復帰全てを含む)は、281名(復帰率73%)となり昨年度258名(68%)より上昇しました。さらに、進路指導面では、高校生ピアアシスタントによる受験対策プログラムを導入したことで、中学3年生(全国で101名)の高校進学率が100%となりました。 |
■東京大志学園 1日のスケジュール(本校の例)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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8:45~9:15 | フリータイム | ||||
1時間目 9:15~10:00 |
ロジカルシンキング | フリータイム | 個別学習 (英語) |
情報 (パソコン) |
フリータイム |
2時間目 10:10~10:55 |
個別学習 (英語) |
個別学習 (自由) |
理科/社会 | 個別学習 (自由) |
個別学習 (数学) |
3時間目 11:05~11:50 |
国語表現 | Enjoy English | 個別学習 (数学) |
検定学習 | 総合学習 |
4時間目 12:00~12:45 |
検定学習 | 個別学習 (数学) |
ボディーアクション (身体表現) |
個別学習 (国語) |
総合学習 |
12:45~13:30 | お昼・フリータイム (火曜日と水曜日は13:15から「ノート・そうじ」になります) |
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5時間目 13:30~14:15 |
体育 | LHR | 個別学習 (国語) |
美術表現 | 個別学習 (英語) |
6時間目 14:25~15:10 |
体育 | 閉室 | 部活動 ※最大16:00まで |
美術表現 | 個別学習 (国語) |
15:10~15:30 | ノート・そうじ | ノート・そうじ |
年間行事例
芦屋クリーン作戦
ゴールデンウィークのなか日。普段お世話になっている芦屋市に恩返しをしようと芦屋市クリーン作戦に出かけました。お弁当を持って芦屋校から海岸まで練り歩きながら、ゴミを拾い進めました。芦屋は比較的きれいな街なのですが、それでもごみ袋はずっしり重たくなってきました。
デイサービスセンターボランティア体験
デイサービスセンターからオファーを頂き、音楽を通じてのボランティア活動「あじさいコンサート」を行いました。歌や体を使ったゲームを利用者の方と一緒に体験したり、手作りの紙芝居を披露したりしました。利用者の方々からは沢山の「ありがとう」「楽しかった」のお言葉を頂きました。
連携高校と合同体育祭
首都圏にある東京大志学園5校と連携している高校10キャンパス合同で大規模な体育祭が行われました。参加者は2500人以上です。開会式は駒沢オリンピック公園の競技場で行われました。大志学園の小中学生も高校生に混じって整列、体操などを行いました。その後体育館にて大縄に挑戦しました。大縄とは15人同時に何回跳べるかという競技です。みんな真剣な表情です。記録は2分間で13回、熱い体育館の中で一生懸命よく頑張りました。午後は、希望者が50m 走に出場しました。大志学園の生徒たちはこんなに頑張れるのだなとスタッフも感心させられた1日でした。
文化祭
今日は待ちに待った文化祭の1日目です。1日目は出し物としておにぎりを販売しました。その数なんと400個強!しかし、みんなで一致団結してやるこの作業で、生徒一人一人にいろいろな成長が見られました。「普段出来ない事に沢山チャレンジできた。」そんな1日目でした。最後の帰りの会では、生徒自身から「協力することの大事さが分かった」等と言った感想を聞くことができました。
【課外活動】職業学習 キッザニア東京へ
東京大志学園首都圏4校の生徒が一同に集い、キッザニア東京で課外活動を行いました。事前に職業観をテーマにした小グループの討論や、身近な大人へのインタビューなどを行い準備してきました。ただ「楽しそう」や「作って食べたい」といった短絡的な思考のみならず、自己の適性を見極め、体験する職業を選ぶ生徒から、「自分の向き不向きがわかった」などの感想が聞かれました。
クリスマス会
関西三分室合同でクリスマス会を実施しました。前半は分室対抗クイズ大会をし、その後は豪華なオードブルのランチとケーキを食べました。後半は各分室による出し物で楽しみました。シンデレラ劇で見事なダンスを披露したり、ハンドベル演奏で神聖な気分に浸ったり、ビンゴで盛り上がったり、子どもたちみんなが笑顔で年内最後の活動を終えました。
関西三分室合同京都遠足
2月13日(水)、芦屋・大阪・京都 3分室合同の『京都 初詣&和菓子作り体験教室』が開催されました。『京菓子司 よし廣』の京菓子手作り体験教室に参加しました。
「和菓子製造一級技能士」を取得されている専門の女性京菓子職人である水内菜奈美先生から教えていただきながら、約75分にわたる華やかな京菓子作りの世界を体験しました。
“ 京菓子手作り体験教室”の後は“神泉苑”へ!!
“ 神泉苑”は、泉、池、森林などの自然の景観を利用しており、正殿の乾臨閣、左閣、右閣、東西の釣台などの建物があり、平安時代の寝殿造の先駆といえる建物の並ぶ神社です。また、法成橋は源義経と静御前の出会いの橋であり、願い事を一つ願いながら橋を渡り、善女竜王様にお願いすると叶うと言われています。一人ひとり願い
事を心に思い浮かべながら、橋を渡りました。
卒業式
3月23日。今年度最後の日、中学3年生たちが無事にはばたいていきました。
今ふりかえると、子どもたちが集団生活の中でどれだけ変われるのか、成長できるのかをスタッフが改めて教えてもらった1年でもありました。次年度もこの教室で出会う子どもたち一人一人が本来持っている輝きを放てるように、スタッフ一同、より一層励んでいきたいと思います。
その他
ほっぷ すてっぷ えいごでGo!
~京都市教育委員会連携企画・小中学生対象の英会話教室~
京都市教育委員会との連携企画、小中学生対象の英会話教室です。連携高校京都キャンパスにおいて、TOEIC 満点合格実績と早稲田大学合格実績を出したスコット・グレイ先生が小中学生を対象に英会話教室を週1回開催。工夫を凝らされた教材やゲームや発音練習・会話学習を中心に楽しく英会話を学んでいます。
東京都(文京地区)スクールカウンセラー研修会
東京大志学園は、毎年スクールカウンセラーや市区の養護部会(保健の先生)の研修(現場視察)先としてご指名頂いております。10月に東京都のスクールカウンセラーの先生方7名がご来校されました。研修の前半は、校内見学や、東京大志学園の卒業生の体験談なども含め、「こども教育支援財団」の事業や、東京大志学園の教室運営について広く知っていただきました。後半は、職員との質疑応答を中心に、学校・スクールカウンセラーの方と財団職員の有効な関わり方などについて、双方が反省点を洗い出し、改善策を練りました。一方、財団側の学校連携業務で、現場での評価など曖昧なままになっていたものについて、改めて「成果があった」と現場の声を教えていただき、財団職員としても大きな自信につなげることができました。今後とも、学校やスクールカウンセラーの方からも安心して児童生徒を任せられる教育機関として認識いただけるよう、職員一同、今回の研修を大いに活用させていただきたいと思います。東京都スクールカウンセラーの皆様、ありがとうございました。また今後とも宜しくお願い致します。
「家庭」「学校」へのサポート
東京大志学園 通室生徒の保護者への定期的な個別面談
東京大志学園での活動の様子、またご家庭での様子をやりとりし、本人の成長を一緒に支援します。
生徒在籍校関係職員との定期的な情報交換会議
活動の日数や内容、成長面や学校復帰に対する意欲の様子等を活動報告書としてまとめ、在籍校に報告するほか、財団教職員と在籍校教職員が一堂に会し、さまざまな角度から情報・意見交換をし、連携を深める活動をしています。
活動報告書、活動通信の作成と送付
活動の日数や内容、様子、成長面等を活動報告書にまとめ、月に一度、学校とご家庭へ報告しています。
メンタルサポーターの育成・派遣
財団主催の研修を受講し認定された大学生・大学院生がメンタルサポーターとして、東京大志学園での活動や家庭訪問を中心に子どもの学校復帰支援をサポートしています。話し相手になるだけでなく、学習指導を目的とした家庭教師の役割も担い、子どもそれぞれの状況に応じたサポートをしています。家から一歩も出られない緊張が非常に高い子どもが心を開くきっかけ作りをしています。また時には保護者の方への相談相手等の支援活動も行い、家族全体をサポートしています。
子どもの居場所と親の役割を考える会(親の会)
期間 | 平成24年4月~平成25年3月 | |
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対象者 | 会員保護者、及び未会員参加希望保護者 | |
回数 | 月1回程度 合計 72回 | |
内容 | 心理学や教育学の専門家、財団教職員を交えての勉強会と保護者同士の懇親会をしていただく場として、定期的に行っています。毎回さまざまなテーマを取り上げ、心理的な面を通して子どもとの関わりについて考えていく機会になっています。 |
6.子どもの教育に関する国際交流事業
保護者等への国際教育に関する交流を企画し、海外の教育事情、自然、文化、歴史等に触れ、体験することで、より広い視野に立ち、自らの子ども達の教育育成に寄与できるような支援を行いました。
内容 | ニュージーランド教育事情視察説明会 |
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対象者 | 保護者、生徒ほか 生徒参加28名 |
7.定期刊行物の発行
子どもの教育に関する今日的課題を積極的に取り上げた機関紙を編集発行しました。
・会報 平成24年 06号、07号
ホームページからシンポジウムや資料請求の問合せがあった際に、メールマガジンの購読の勧誘を行ったことにより、メールマガジンの購読者数が昨年度より約150名増えました。
※メールマガジンの購読数
平成25年3月末 500名
8.その他目的を達成するために必要な事業
平成24年度から収益事業(不動産賃貸事業)を行っています。